J2札幌の新加入選手会見が21日、札幌市内で行われた。

 MFニウド(21)がクール&ハードマークでJ1に昇格する。この日は新千歳空港でナザリトと合流し、そのまま札幌ドームの会見場に向かった。180センチ、75キロ、21歳と若い大型ボランチ。昨季、新加入した東京Vでは、すぐにレギュラーに定着して主にボランチとして24試合に出場し2ゴールを挙げるなど、能力は高い。「マークの厳しさを生かして、さらに攻撃にも参加してJ1昇格を目指したい」と意気込んだ。

 昨季はチーム最多12度の警告を受けており「激しいマークは必要だが、無駄なイエローカードは減らしていきたい」と課題も挙げた。今季は厳しくも冷静なマークで、警告数を減らし、攻撃参加を増やしていく。

 「誰よりも動いていて、勇気あるプレーを見せてくれたのが印象的」と三上GM。守備力だけではなく、ピッチ上で熱く戦う姿勢を出せるのも札幌向きだ。「札幌はフッキやエメルソンら、多くのブラジル人選手が活躍し歴史をつくった。パウロンにも環境の素晴らしさを聞いている。このチームで力を発揮したい」。21歳のブラジル人ボランチが、北の大地で、さらなるレベルアップを図る。