鹿児島キャンプ中のJ2磐田は7日、今日8日に行うJリーグの「スカパー!

 ニューイヤー杯」清水戦に向けて調整した。仙台から加入したMF太田吉彰(31)は6年ぶりの静岡ダービーを前に「静岡の決戦で、サポーター間の独特の雰囲気がある」と振り返り「J1を相手に、どれだけ点に絡めるかしっかりやっていきたい」と得点への意欲を見せた。

 この日はU-22代表の手倉森誠監督(47)が視察に訪れた。仙台在籍時の恩師は、太田のクロスの精度と運動量に太鼓判を押す。恩師との再会に「テグさんには教わったことも多い。久しぶりにサッカーの話ができて楽しかった」。手倉森監督は清水戦を観戦予定で「しっかり動かないと。クロスはもちろん、自分でも行けるように頑張りたい」と新天地で躍動する姿をアピールするつもりだ。

 チームは始動日から3試合の練習試合を行ったがわずか1得点だ。だが徐々に攻撃のいい形も見え始め「今の段階で大事なのは形、決めきるところ。その中で、明日からは勝ちにこだわってやっていきたい」と頼もしかった。【岩田千代巳】