<クラブW杯:マンチェスターU(イングランド)1-0LDUキト(エクアドル)>◇21日◇横浜◇決勝

 LDUキトのエドガルド・バウザ監督(50)は、今大会後の退任が決まっており「複雑な気持ちもあるが、最初に浮かぶのは満足感。このチームの一員として頑張れてうれしかった」と感慨深げに話した。この日はマンU相手に、粘り強い守備からのカウンターで対抗。司令塔のMFマンソーを中心に、何度かチャンスもつくった。

 後半28分に失点すると、同37分には4バックから3バックに変え、中盤を厚くして攻勢に転ずるなど、勝負をかけたが実らなかった。同監督は「自分の人生の1サイクルを終えたい。これまでは選手の移籍のことなどで頭がいっぱいで、家族と一緒にクリスマスを過ごすこともできなかった。でも今回は楽しめそうだ」と言い、笑顔で会見場を後にした。