ACミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督(46)が5日、恒例の試合前日会見で日本代表FW本田圭佑(29)への厚い信頼を口にした。

 ミランは6日にアウェーでサッスオーロと戦う。

 同監督は日本人記者から10番を背負う本田はもっと得点を決めるべきでは? と質問されると、次のように答えた。

 「もちろん。特にミランの背番号10だから、ゴールを決めなくてはならない。しかし、本田は10番の型にはまらない選手。トップ下ではなく、まったく違った仕事をしている。

 普通の10番より複雑な仕事をしている。チームにバランスを与え、このシステムでは非常に重要な選手のうちの1人になっている」

 本田の好調は、プレーぶりを理解し起用してくれるこの厳しい指揮官がいることも大きい。いつものシニシャ・ジョークはなく、まじめな本田評だった。