第1戦が行われ、MF香川真司が所属するドルトムント(ドイツ)は、ホームでトットナム(イングランド)に3-0で快勝した。

 ベンチスタートの香川は、3-0とリードした後半37分にFWオバメヤンに代わって出場。直後にチームは4-2-3-1のフォーメーションに変え、トップ下に入った。攻撃時には自由に動き回り、フリーになれるポジションを探して走ったがボールに絡んだ場面は少なく、2本のパスを成功させただけに終わった。

 試合後は落ち込んだ様子などはなく、スッキリとした表情で囲み取材を受け、「良いスタート、良い試合だった」と勝利を喜んだ。残り10分での出場については「目の前の試合をハードワークするだけ。失点しないことと、チャンスがあれば狙っていた。最後に良い形で終われるように、攻守において意識していた」とした。5日のBミュンヘン戦でベンチ入りを外れるなど出場機会が減っていることに関しては「納得しないとね、嫌でも。前に進めない感じがする。自分なりに受け止めるところは受け止める。ここ数試合出ていないから、練習でいかにプラスアルファをやって試合に入った時に、どれだけフレッシュさを保ちながら、違いを作れるかっていうのが大事になってくる。そこでまたアピールしてやっていくしか…。そう簡単には入れないと思うし、前半戦もそうだったように続けていることが大事。しっかり準備するだけ。チャンスはくれているので、あとはそれを自分なりにピッチで証明して行くしかない」と前を向いた。