-立ち上がりすぐ、顔をパーンとやられてうずくまっていましたけど、あれは

 舌が切れちゃった。肩でボンと来たから。きたねえことするな、こいつって。でも、それもヨーロッパだなっていう。

 -肩でやってるだろ、みたいなジェスチャーしてアピールした

 それは一応伝えておかないと。何もなしで倒れないし、俺は。こんなことをやってくる人もいるんだなあって。20試合で初めてですね。ボールないところでいきなりガンってやられたのは。きたねえなと思いましたけど。

 -足を痛めたりとかは

 前半、多分、分析で俺のところを狙っていたんでしょうね。かなり、相手の7番、俺が受けた瞬間に後ろからっていうのが多かったので。後半は俺が受けるというより、スペースを空けて、前に(パスを)付けさせるようにして。俺はスペースを作る動きと、守備に専念するっていう

 そうしたところハマったというか。サイド、サイドに早くボールを回す。7番が俺のことを狙っていたので、むしろ7番の近くに俺が立っていようというか。逆に近づいて、俺はお前を抑えるというか、1対1、お前のところに来ても俺が(止めに)行くしっていう。

 無理に自分が受けるんじゃなくて、周りを動かそうかなというふうには工夫はしましたけど。そしたら、サム(ラルソン)もアルバ(ゼネリ)も、あとルイスも生きるようになったし。別に自分が無理に頑張らなくても、というところは、良かったというか。割り切って、今日は止めようというか、今日はボールを受けないで、サポートに徹して、使われたらサイドチェンジっていう。

 ほんとに6番(ボランチ)という感じですよね。無理に前に出ていかない。今日は無理して受けないとか。無理しないバランスを取ることを専念してやりましたけど。それでもまだステイ、ステイ、後ろ後ろっていうふうに言われていましたけど。

 相手がサイドも2トップも攻め残るというか。守備の意識が低いのか、そういう戦術なのかよくわからないですけど。ずっとベタっと(前線に)3人4人張っている状態なので、相手が。俺が残らないと、数的優位を作られるので。それはしょうがないんですけど。失点しなければ、後半の失点がなければ、良かったねって言ってもらえたんですけど。ちょっと残念ですね。

 -小林選手は、前半は良いプレーと悪いプレーがありながら、ガツッとボールを奪いに行くところは行っていた。後半は無理してボールを奪いに行かないような守備の仕方をしていたけど

 前半は相手も元気があって、五分五分のボールになることが多かったですけど。後半はカウンターだから。相手がスピードアップしてドリブルしてるし、こっちが3枚で、相手が4枚いたら、まず遅らせることを考えるので。無理に行ってスコンと抜かれたら、ピンチになるので。それは周りを見ながら、周りを戻しながらっていうのは、それは攻められ方の違いですね。

 前半は相手もつないでつないで押し込もうとしていたから、ガチャガチャってなった時にドンと行ってたけど。後半はうまく間合いを取って相手のミスを誘うというか。一番悪い選択をさせるっていう、戻させるとか。戻させて(FW)レザ(グーチャンネジャド)が1対1になったりとかというのもあったし。そこで無理に取りにいかない。無理して後手踏んで後手後手になると、どんな弱い相手でも、下位の相手でもそこを付け込んで来るんで。後手にならないように、(マークを)はがされないようにとは意識しました。