エスパニョールMF中村俊輔(31)の強行出場を巡り、スタッフ間の対立が明るみとなった。右太もも裏の負傷にもかかわらず前節オサスナ戦起用の裏には、チームドクターのセルベラ氏の指示がポチェッティーノ監督に伝わっていなかった。同監督は「問題ないと聞いている」と発言したが、フィジカルトレーナーのディブラーシ氏が「犬猿関係」にあるセルベラ氏の指示を受け流し、ゴーサインを出したようだ。セルベラ氏が一時は辞任を申し入れ、チーム内はギクシャクしたムードに包まれた。中村は21日も別メニュー調整となり、24日のマジョルカ戦の出場は厳しくなった。(山本孔一通信員)

 [2010年1月22日9時16分

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