C大阪の日本代表MF清武弘嗣(22)が、昨年末にドイツ1部のニュルンベルクから獲得の打診を受けていたことが分かった。14日、梶野智強化部長が「昨年にそういう話があった」と明かした。U-23(23歳以下)日本代表でもある清武は今夏のロンドン五輪後に欧州移籍する方向で、欧州の市場でも期待の若手として注目されている。今後、複数クラブから正式オファーが届く可能性が高い。

 ドイツのサッカー専門誌「キッカー」は13日にニュルンベルクが今夏の獲得に向け、C大阪と交渉中だと報じた。それについて同強化部長は「現時点で交渉はしていない」と報道を否定。ニュルンベルクは攻撃的MFの日本人選手の獲得を目指しており、昨年にはBミュンヘンのMF宇佐美の調査も進めていた。今後、清武獲得へ再アタックすることも十分に考えられる。

 左ふくらはぎ挫傷で離脱中の清武は、既に合宿地の宮崎で軽めのランニングを開始。梶野強化部長は「Jの開幕戦までに間に合いそうだ」と説明。3月10日の開幕鳥栖戦だけでなく、U-23代表としても五輪最終予選最終戦の同14日バーレーン戦出場も見えてきた。