日本代表DF長友佑都(26=インテルミラノ)が15日、成田空港で半日にも及ぶ足止めを食らい、ドタバタ出発した。仙台空港から空路移動後、搭乗予定していたミラノ行きの便が2度の遅延の末に欠航が決まった。すでに予定時刻から2時間以上過ぎていたが、その日の夜出発のパリ経由便を急きょ予約。それでも対戦国の2人と一緒に過ごし「すっかり仲良しになりました」と笑い飛ばした。

 チームの遠征先である米国から帰国したのは3日前。翌日練習は右足痛で別メニュー。試合は回避した。ミラノでのドクターチェックは先送りを余儀なくされた。しかし出発前にはウルグアイ戦を踏まえ「(前監督の)岡田さんのときを思い出しますね。ここを乗り越えたとき、また一花も二花も咲くのかな。僕は来年すごい結果を得られるんじゃないかと思っている」と語っていた長友。ようやく飛び立つ出発直前はさすがに疲労感を漂わせると思いきや「もう長すぎて(空港が)居心地よくなっちゃいました」と、どこまでも前向きな男だった。