仁川アジア大会で競泳の冨田尚弥選手(25)が韓国記者のカメラを盗み地元警察の事情聴取を受けた問題は、聯合ニュースが「日本選手団に衝撃」と報じるなど、韓国でも各メディアが関心を示した。

 聯合ニュースは日本選手団の青木剛団長が27日午前に記者会見を開き、謝罪したことなどを詳しく伝えた。

 韓国各紙の電子版やテレビのニュースは、冨田選手の写真や映像とともに、規律違反で選手団から追放されたことや過去の成績などを報じた。

 一方、捜査した仁川南部警察署の担当者は「衝動的に欲しくなったとのことで、任意同行の段階から『申し訳なかった。カメラは選手村にある』と認め、後悔していた。まだ幼く素直な印象だった」と語った。