日本陸連は11日、世界選手権(8月・北京)マラソン代表として計6人を発表し、男子は東京マラソンで日本勢最高の7位に入った30歳の今井正人(トヨタ自動車九州)、女子は名古屋ウィメンズ3位で23歳の前田彩里(ダイハツ)らが入った。同日の理事会で決めたもので、2人は初出場となる。

 出場枠は男女各3。男子は他にびわ湖毎日4位で33歳の前田和浩(九電工)がマラソンで3度目の代表に入り、福岡国際4位で34歳の藤原正和(ホンダ)は2大会連続3度目の選出となった。

 女子は名古屋ウィメンズ4位で30歳の伊藤舞(大塚製薬)が2011年大会以来の代表に決まり、12年ロンドン五輪代表で大阪国際3位の27歳、重友梨佐(天満屋)も初めて選ばれた。横浜国際を制した田中智美(第一生命)はレース序盤で先頭集団を追わなかった走りが重友と比べて消極的と判断され、落選した。

 世界選手権で8位以内に入った日本人トップは来年のリオデジャネイロ五輪代表に決まる。