DeNAランニングクラブが27日、渋谷区立広尾小学校で「ディー・エヌ・エー

 セカイ・エガオ

 プロジェクト」特別教室を開催した。

 プロ野球のDeNAベイスターズと協力し、中古の野球用品や運動シューズ、スニーカーなどを消費者から回収し、アフリカなど発展途上国の子どもたちに寄贈する取り組みで、昨年9月4日からスタートしている。

 この日は、瀬古利彦総監督(57)とロンドン五輪男子1万メートル5位入賞のビダン・カロキ(23)、そして趣旨に賛同し自らこの運動を展開しているシドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さん(42)が特別ゲストとして参加。体育館での講義や、校庭でのリレー競走などで触れ合い、児童たちからは使い古しのシューズ約100足が贈られた。

 心温まる贈り物に、実際、ケニアに今月、足を運んだ瀬古総監督は「ものすごく喜ばれるんだよね。日本人は本当に優しいって。直接、渡すことに意義があるんだよね」と児童たちに感謝しきり。帰国のたびに、日本から中古のランニングウエアを持ち帰るケニア人のカロキも「すごい助かります。うれしい」と感激の面持ちだった。