第91回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)に、29年連続29回目の出場となる山梨学院大が11日、甲府市内で練習を公開した。

 午前中に約2時間、「未来の森」運動公園陸上競技場でポイント練習などで汗を流し、午後はキャンパスに戻り壮行会に臨んだ。

 今年1月の前回大会は、2区のエノック・オムワンバ(3年)が、右脚腓骨(ひこつ)を疲労骨折し、よもやの途中棄権。涙にぬれ、途切れたタスキを「今度こそは笑顔で大手町に迎え入れたい」と上田誠仁監督(55)は話した。

 そのオムワンバは、箱根以来のロードレースとなった10月の箱根駅伝予選会、11月の全日本をへて、今大会に臨む。失意もあったが「今はもう大丈夫。区間賞を取りたい。区間記録は来年、力を付けてチャレンジね」と笑顔で話した。