初公認はポニーテールの美少女キャラクター!

 モスクワ世界選手権の男子マラソンまで、残り10日となった7日、男子マラソン代表の公務員ランナー川内優輝(26=埼玉県庁)の応援グッズが完成し、川内が在住する埼玉・久喜市役所で初公開された。

 川内本人が命名したキャラクターの名前は「武比奈(たけひな)まい」。自宅近くにある鷲宮神社3つの御祭神の1つで交通安全に御利益のある「武夷鳥命(たけひなとりのみこと)」から「武比奈」を名字に、そして神楽の舞いから名前に「まい」を命名した。鷲宮商工会青年部が、何らかの形で川内を応援しようと、同神社に縁のある人気漫画「らき☆すた」の美水(よしみず)かがみ氏にデザインを依頼。川内自ら「髪形はポニーテール」「もみ上げは短め」など希望し、ノースリーブのパーカにスパッツ姿の美少女画が完成。この日、同青年部が勤務する春日部高に持参し、最終OKが出た。

 自らも応援にモスクワへ行き、応援旗を振るという田中暄二・久喜市長も「いいものが出来ましたね。生みの親の川内選手も心に優勝を秘めているでしょう」と感激の様子。もちろん販売などはされず、美水氏も無償で引き受けた。モスクワの沿道が「川内色」に染まる。