卓球女子の伊藤美誠(14=スターツ)が、初の社会貢献をした。

 約1カ月の海外遠征から関西空港に帰国した9日、地元の静岡・磐田市に車いす2台を寄付したことを発表した。伊藤は「人がうれしい、といってくれることがうれしい」。3月にドイツ・オープンで史上最年少Vを飾り賞金約310万円をゲット。その使い道について、母の美乃りさんと相談して、故郷への貢献を希望。同市が所有する車いすが古くなっていることを聞いて「14歳の社会貢献」となった。伊藤は「人の役に立つというか、人を元気にしたいというか。できることは何でもやります! あ、何でも、はちょっと無理かな…」。前日8日に発表された世界ランクは9位で日本人2番手の同8位福原に接近。次は24日からのジャパンオープン荻村杯(神戸)。「日本人対決でしっかり勝てるように」と意気込んだ。