日体大のバドミントン部員による部内外での暴力行為があり、男子部員全員が無期限で活動を自粛することが27日、関係者への取材で分かった。

 林忠男部長は辞任し、大束忠司男子監督は指導を自粛。10月の全日本学生選手権には出場しない。

 9月上旬まで山形市で行われた大会の期間中に、日本代表に選ばれた実績もある主力選手が他大学の選手の顔を蹴るなどしたという。

 全日本学生連盟はこの選手に来年3月までの活動停止処分を科した。また、4年生部員に殴られた下級生が脳振とうで病院に搬送された部内暴力も発覚した。

 日体大広報課は「反暴力を掲げる大学として事実を精査し、厳正に処分する」と述べた。