国際バイアスロン連合(IBU)は6日、世界反ドーピング機関(WADA)の禁止薬物リストに1月から加えられたメルドニウムについて選手の体内に残存する期間の調査結果が出るまで処分を保留する方針を示した。AP通信が報じた。

 不整脈などの治療に使われるメルドニウムは持久力向上効果があるとされ、これまで100件を超える違反が相次ぐ。メルドニウムを製造するラトビアの会社は「体内から完全に排出されるには数カ月を要する」との見解を示している。