スピードスケートで所属の垣根を越えて一体強化するナショナルチーム(NT)が23日、山梨県富士吉田市で合宿を報道陣に公開し、今季からNTに加わった高木菜那(日本電産サンキョー)は「不安もあったが、同じレベルの選手が頑張っている姿を目の当たりにして刺激を受けている」と前向きに語った。

 これで妹の高木美帆(日体大)と押切美沙紀、菊池彩花(ともに富士急)を合わせ、有望種目の女子団体追い抜きの中心選手がNTにそろった。この日は高木美が教育実習で不在だったが、声を掛け合って筋力トレーニングに励み、押切は「いい練習ができているし、プラスになる」と話した。

 男子中長距離のウィリアムソン師円(日本電産サンキョー)も新たにNT入りし「練習パートナーに恵まれるので、プラスになると思う」とメリットを挙げた。