リオデジャネイロ五輪シンクロナイズドスイミング団体・デュエットの銅メダリスト乾友紀子(25=井村シンクロク)が29日、神戸ポートピアホテルで行われた「ミキプルーンはじめてシンクロ2016」にゲストコーチとして臨んだ。

 開会式では日本代表井村ヘッドコーチら豪華指導陣のあいさつ後に、参加した親子34組70人へ「ゲストコーチを呼んでいます」と司会者からアナウンスがあった。乾のほかに、中村、吉田、中牧のリオ五輪メンバーがサプライズ登場。会場はどよめきに包まれた。

 今イベントでは2泊3日にわたり、小学生にシンクロの実技、保護者に子育てや食育などを専門家が指導する。乾は早速約4時間にわたり実技指導を行い「去年も参加しましたが、子どもたちが3日間で変わっていく。私にもプラスになることがたくさんある。是非、機会があれば参加させていただきたいと思っていた」とニッコリ。リオ五輪での疲れが残る中、参加依頼を快諾したという。

 願うのはシンクロの普及。懸命に取り組む子どもたちを見つめ「やってみて、少しでも楽しさだったり、魅力を感じてもらえれば」と心境を語った。