リオデジャネイロ五輪女子レスリング53キロ級で銀メダルを獲得した吉田沙保里(33)が1日、現役続行に意欲的な姿勢を見せた。

 大阪・箕面市内のホテルでカンテレ「イキザマJAPAN リオSP(仮)」(9月10日午後4時~5時半、関西ローカル)の収録に参加。お笑いタレント小籔千豊(42)との対談後、取材に応じた。

 小藪との対談でも今後について話があったといい、吉田は「(引退表明は)ないです」と断言。その上で「次が東京じゃなければ引退していた。(自国開催の)こんな機会は絶対ない」と語った。これまではレスリング一本の競技生活だったが、小藪からも「今回負けて、いろいろな道が広がった。自分なりに進めばいいと思う」という話があったという。

 既に吉田はリオ五輪のチームリーダーでもある至学館大の栄和人監督(56)から「コーチ兼選手」の打診も受けている。これまでと違った形での再出発についても「ありだと思う」とした。