国際体操連盟(FIG)は18日から3日間、東京都内で総会を開き、19日の会長選でFIG理事を務める日本協会の渡辺守成専務理事(57)がアジア人初当選を目指す。

 1980~90年代に国際卓球連盟会長を荻村伊智朗氏が務めて以降、五輪実施競技で日本人の国際連盟会長は不在で、欧州体操連合のジョルジュ・グルゼク会長(68=フランス)との一騎打ちに注目が集まる。

 渡辺氏は17日のFIG理事会後に「ぜひとも当選して世界のスポーツ界における体操のプレゼンス(存在)を高めたい」と意気込みを語った。

 総会会場には、2020年東京五輪の事前合宿誘致を目指す福井県鯖江市など16県29市村が各国と直接交渉するブースも設置される。