競泳男子200メートルバタフライで、リオデジャネイロ五輪銀メダルの坂井聖人(21=早大)が、1分54秒53で優勝した。五輪決勝の再現となった早大の1学年先輩、瀬戸大也(22)とのガチンコ対決。150メートルのターンはトップも、2番手瀬戸とわずか0秒08差の接戦だった。それでも最後の50メートルで差を広げて、フィニッシュした。

 坂井は「優勝できて、ほっとしました。150メートルまでずっと隣で競っていた。瀬戸選手はラストが強いので、ずっと怖かった。僕は(ペースを)上げたつもりはなかったですが、瀬戸選手が疲れていたんだろうと思います」と話した。

 一方の瀬戸は「最近、思ったように泳げていなかった。得意としているラストスパートがかけられていない。悔しいですね。冬の練習で(バタフライの)どういう泳ぎが適しているか、考えたい」と話していた。