競泳のリオデジャネイロ五輪男子400メートル個人メドレー金メダリストの萩野公介(東洋大)が、昨年9月下旬に受けた右肘手術から実戦に復帰した。

 最初のレースとなった100メートル背泳ぎ予選は全体の1位となる54秒58をマークし、同日夕(日本時間11日未明)の決勝に進んだ。

 萩野は「久しぶりの試合で少し力んだ部分はあるが、試合に出られてうれしい」と笑顔。右肘については「不自由なくと言うか、痛みもなく、泳ぎそのものに集中できた」と好感触を口にした。

 3日間の大会で200メートル、400メートル個人メドレー、200メートル、400メートル自由形を合わせた5種目にエントリーしている。手術後はレースから遠ざかっていたが、4月の日本選手権を控え、2月下旬からスペインで高地合宿を行ってきた。合宿中に発熱して寝込んだ時期もあったそうだが「回復して試合に出られているし、順調。日本選手権前最後のレース。一本一本、大事にしたい」と話した。