2020年東京オリンピックは毎日、金メダルに沸く。国際オリンピック委員会(IOC)は18日、スイス・ローザンヌで理事会を開き、東京大会組織委員会から提出された競技日程を承認。調整中の水泳以外の大枠のスケジュールが決まった。

 承認されたのは大枠の日程だけで細かな種目のスケジュールは決まっていないが、日刊スポーツが過去大会や世界選手権の例から大胆に予想。開会式翌日の7月25日から閉会式の8月9日まで、毎日金メダル獲得の可能性がでてきた。

 目玉は招致段階では前半の7月26日開始だったレスリングを後半8月2日スタートに変更したこと。さらに、卓球とバドミントンの決勝が重ならないようにしたり、終盤に金メダル有力な空手を入れたり「メダルマッチをできるだけ多くの人に見てもらう」(室伏広治スポーツディレクター)日程ができあがった。

 日刊スポーツの大胆予想では、競技が本格的に始まる25日から柔道で金メダルラッシュ。体操男子団体総合(27日)同個人総合(29日)も連覇を狙う。卓球、バドミントン、スケートボード・ストリートなども注目。08年北京大会以来の「連覇」を狙うソフトボール決勝も28日に行われる。

 中日の8月1日は「スーパーサタデー」として人気競技を集中。金メダル確実と言われる柔道団体、世界トップレベルのバドミントン女子ダブルス、トライアスロンの混合リレーも五輪で始めて行われる。

 「五輪の華」陸上が行われる後半は、男女とも期待できるレスリング、体操男女種目別、スポーツクライミングで空手が締める。さらに、盛り上がり確実な団体球技。野球、男女サッカー、バレーボールなどが猛暑をさらに暑くする。サッカー女子は7日、野球は8日、バレーボール女子は9日、決勝に残れば、いずれも「国民的行事」だ。

 史上最多の33競技339種目。毎日金メダルの「ドリーム・スケジュール」で日本列島が沸くことは間違いない。24日で開幕まであと2年、五輪がいよいよ東京にやってくる。