びわ湖毎日マラソンの大会主催者は28日、大会メーンスポンサー(特別協賛)として長く支えてきた半導体メーカーの「ローム」が今大会を最後に撤退することを明らかにした。現在は新しいメーンスポンサーを探しており、大会自体は存続させていく方針という。

 世界的な金融危機がスポーツ界を直撃する中、関係者は「ロームの支援は総額で1億円規模。10年以上支えてもらったこともあり、役目を終えたのが主な理由」と説明した。ロームは全国都道府県対抗男子駅伝の協賛からも撤退したという。

 歴史と伝統のあるマラソン大会として知られるびわ湖毎日は今大会で第64回を迎える。国際陸連の格付けでは、日本のレースとして初めて最高位の「ゴールド」にもランクされている。