日本水泳連盟の名誉会長で、2日にローマで急死した「フジヤマのトビウオ」こと古橋広之進さん(享年80)の密葬が13日、都内の桐ケ谷斎場で行われた。88年ソウル五輪100メートル背泳ぎ金メダリストの鈴木大地氏らスポーツ関係者、親族合わせて約200人が参列。前日12日に同斎場で行われた通夜にも、ほぼ同数が参加した。日本水連の佐野会長は「非常に深い悲しみに包まれていました。その中でも奥さまが気丈に振る舞われており、最後のあいさつもされていました」と振り返った。遺影は昨年の文化勲章受章時のスーツ姿だったという。戒名は「大照院泳心廣道居士」に決まった。古橋さんの生前の座右の銘は「泳心一路」だった。