スピードスケート長野五輪男子500メートル金メダルの清水宏保(36=コジマ)が5日、故郷の北海道帯広市内のホテルで引退会見を行った。昨年12月のバンクーバー五輪代表選考会で代表から漏れて引退を示唆していたが、正式に区切りをつけた。テレビカメラ9台に囲まれ、時折、目に涙をためながら約1時間、心境を語った。周囲への感謝を表しながら「スピードスケートは人生そのものだった。ぜんそく患者がスポーツで成功できることを証明できた」などと話した。今後の活動は未定という。