国際柔道連盟(IJF)が、北京五輪女子78キロ超級金メダリストの■文(中国)が3連覇した昨年8月の世界選手権のドーピング検査で禁止薬物に陽性反応を示したため、同選手権の金メダルをはく奪して2年間の出場停止処分を科す方針を固めたことが10日、分かった。5月7日の理事会で正式決定する見込み。

 IJFから全日本柔道連盟(全柔連)関係者に送られた通達で判明した。薬物名は不明で、出場停止処分の開始日も確定していない。

 処分が正式に決まると、2位のカリーナ・ブライアント(英国)が繰り上がって優勝者となる。■文に準々決勝で敗れ、3位にとどまった塚田真希(綜合警備保障)の銅メダルは変わらない。※■は人ベンに冬の二点がニスイ