2020年夏季五輪での実施競技復帰を目指し、国際野球連盟(IBAF)が2008年北京五輪まで実施された野球とソフトボールを同一競技の男女とする統合案を示したことを受け、国際ソフトボール連盟(ISF)は理事会で議論したが、まとまらずに継続審議となった。宇津木妙子ISF副会長が5日、明らかにした。

 ベネズエラで1日まで開かれた理事会に出席した同副会長によると、統合案に理解を示す意見も出たが、あくまで野球と切り離して単独で復帰を目指す反対意見も根強く、結論を持ち越した。

 IBAFは統合案で「ダイヤモンドスポーツ」(仮称)などの競技名称も検討し、国際オリンピック委員会(IOC)に働き掛けるという。宇津木副会長は「IOCでも賛否が半々と聞いた。野球界とも議論したい」と述べた。