<レスリング:世界選手権>◇3日目◇14日◇トルコ・イスタンブール

 女子48キロ級の小原日登美(30=旧姓坂本、自衛隊)が2連覇を成し遂げ、今大会の日本勢初の金メダルとなった。来年のロンドン五輪の出場枠獲得も決めた小原は51キロ級で6度の世界一に輝いており、2000年の初出場から世界選手権の連勝を37に伸ばした。

 小原は12月の全日本選手権または来年の全日本選抜選手権で優勝すると五輪代表に決定し、初出場を目指す五輪で金メダル獲得に向けて弾みをつけた。

 小原は「昨年のアジア大会で(3位になって)失った自信が少し戻った。8度目の世界選手権の優勝だけれど、五輪につながるので今までよりも喜びは倍」と話した。