11~12月に日本各地で開催され、ロンドン五輪予選を兼ねるバレーボールのワールドカップ(W杯)の開幕前記者会見が20日、東京都内で行われ、昨年の世界選手権で3位となった女子のエース木村沙織(東レ)は「調子は上がっている。チームを引っ張っていけるように必死に頑張りたい」と抱負を述べた。席上では男女日本代表の新ユニホームも披露された。

 4日の初戦は前回大会覇者のイタリア。真鍋政義監督は「世界一に向けての挑戦になる。初戦で勢いをつけたい。(上位進出への)鍵は守備。拾って拾って、拾うしかない」と述べた。

 左膝靱帯(じんたい)損傷で9月のアジア選手権を欠場した男子の大黒柱、清水邦広(パナソニック)は「9割以上戻ってきている。思い切りプレーしたい」と順調な回復を口にした。大会には男女各12チームが参加して総当たりで対戦し、3位までが五輪出場権を得る。