英国オリンピック委員会(BOA)は16日、過去にドーピング違反歴がある選手は五輪代表に選ばないとのBOAの選考規定を堅持し、統一コードに反すると主張する世界反ドーピング機関(WADA)に対してこの決定を通告すると発表した。

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は10月、6カ月以上の資格停止処分を受けた選手は次の五輪に出場できないとする国際オリンピック委員会(IOC)の規定は、同一の違反で2度処分することを認めない統一コードに反するとして無効と裁定。WADAは、BOAの規定についても統一コードに矛盾するとの文書を送っていた。