スピードスケートの全日本選手権は17日、青森県の八戸市長根リンクで開幕する。16日は雪がちらつく中、会場の屋外リンクで公式練習があり、2大会ぶり2度目の優勝を目指す菊池彩花(富士急)らが最終調整した。

 女子の24歳、菊池は2大会前の優勝がバンクーバー冬季五輪の期間中でトップ選手が不在だっただけに「強い選手がいる中で勝ちたい」と意気込んだ。

 W杯参戦2シーズン目で「レース前にいろいろ考えすぎてしまう部分があったが、だいぶ良くなっている」と自身の成長を実感する。「優勝を意識しすぎず、やるべきことを百パーセント出したい」と静かに闘志を燃やした。