<レスリング:全日本選手権>◇最終日◇23日◇東京・代々木第2体育館

 男子フリー60キロ級で2大会連続の五輪切符を狙った湯元健一(27=ALSOK)が、初戦の2回戦で敗れた。9月の世界選手権銅メダルにより今大会の優勝で五輪出場が内定する状況だったが、小田裕之(国士舘クラブ)に攻め手を欠き、0-0のまま延長戦へ。そこで攻撃権を得た小田に3ポイントを先取されると、湯元健も反撃に転じ2ポイントを返したが、そこで無念の時間切れ。1ポイント差に泣いた。湯元健は「僕の失敗、実力です。技を仕掛けるのが遅かった」。ロンドン切符は、3月20日の五輪トライアルへと持ち越された。