<新体操:五輪テスト大会兼ロンドン五輪最終予選>◇16日◇ロンドン

 個人総合予選前半のフープとボールで山口留奈(19=イオン)は合計48・200点の19位と大きく出遅れ、五輪出場権獲得は厳しくなった。

 五輪切符を懸けた最後の戦いの重圧に沈んだ。日本の新エース、山口は動きが硬く、目標としていた大きな演技が全くできなかった。「緊張もあったし、マットが少し滑るのも気になった。悔しい気持ちが大きい」と涙をぬぐった。

 ボールは動きがぎこちなく、フープでも手具を落とし、挽回できなかった。「あした(17日)は守るものはない。伸び伸び演技したい」と気持ちを切り替えようとしていた。