<ラグビー:関東大学春季大会:明大45-19関東学院大>◇30日◇ニッパ球

 明大が関東学院大を下し、今大会を3勝1敗で終えた。優勝こそ逃したが、定期戦なども含めた春シーズンは、1勝4敗と出足で苦しんだ後、5連勝で締めくくった。

 前半3分にラインアウトからモールで押し込まれて先制トライを許すも、12分、20分に同じ形で「お返し」して主導権を握った。7トライはすべてFW勢が決めたものだったが、後半にはBKとFWの連係から生まれたトライもあり、吉田義人監督は攻撃面には手応えがあるよう。一方で、秋の対抗戦に向けては防御面を課題に挙げた。

 この春季大会は今季から新設されたもので、対抗戦とリーグ戦のチームが対戦。吉田監督は「いい緊張感がある。選手に自覚が生まれる」と、この時期の公式戦の効果を口にした。

 春季大会の上位グループ(各1~4位)は、7月1日の早大-東海大、筑波大-流通経大が最終戦。現時点で帝京大が全日程を終えて4戦全勝、早大と筑波大は3戦3勝で全勝の望みを残している。下位グループ(各5~8位)は既に全日程を終え、慶大が4戦全勝で優勝を決めている。