日本近代五種協会で国庫補助金の還流と不正受給が日本オリンピック委員会(JOC)と会計検査院に相次いで指摘された問題で、協会の特別調査委員会は10日、弁護士に意見を聞いた上で内部調査結果をまとめることを確認した。

 日本協会をめぐっては、国庫補助金を利用したコーチ報酬の一部が寄付の形で日本近代五種・バイアスロン連合(当時)に還流されていたことがJOCの調べで発覚。会計検査院の調査では、活動実態がないコーチに補助金から報酬が不正に支払われたと指摘された。