バレーボール男子の日本代表監督にプレミアリーグの強豪パナソニックを率いる南部正司監督(46)が就任することが5日、確実になった。男女を通じ外国人初の日本代表監督となった日系米国人のゲーリー・サトウ氏(59)は1年で退任することが同日、日本バレーボール協会から発表された。次期監督は6日、協会が東京都内での記者会見で明らかにする。

 南部監督は選手時代にアタッカーで活躍し、代表経験もある。2007年にパナソニックの監督となり、09~10年シーズンと11~12年シーズンにプレミアリーグ、全日本選手権、全日本男女選抜大会の3冠に導いた。

 米国男子のコーチなどを務めたサトウ氏は昨年、2016年リオデジャネイロ五輪を目指して就任したが、世界選手権アジア最終予選で敗れて本大会出場を逃し、国際大会のワールドグランドチャンピオンズカップでも5戦全敗で初の最下位に終わるなど不振が続いていた。