25日にロシアのチェリャビンスクで始まる柔道の世界選手権に出場する日本代表が22日、チェリャビンスク市内の道場で練習した。

 男子ではロンドン五輪銅メダルで3連覇を目指す海老沼匡(パーク24)が「コンディションも良く、ここまでは非常に順調だ」と明るい表情で話した。

 昨年は大会の約1カ月前に右足首を痛め、ぶっつけ本番で臨んだ。今年はけがもなく、この日は得意の背負い投げを何度も確認。「3連覇に挑めるのはとてもありがたいと思い、全力で闘う」と意気込む。2連覇を狙う60キロ級の高藤直寿(東海大)は「気持ちは昨年と全く変わらない」と自信を漂わせた。

 ロンドン五輪女子57キロ級覇者の松本薫(フォーリーフジャパン)は男性コーチらと激しい乱取りをこなし、投げ技や寝技などで汗を流した。

 大会前半に出番を控える男子60~81キロ級、女子48~63キロ級の選手は21日に現地入りした。