ジャンプのミスが響いてフィギュアスケートGPシリーズ第6戦NHK杯でショートプログラム(SP)5位と出遅れた羽生結弦(19=ANA)が夜のフリーに向けて公式練習で調整した。

 3位に入れば自力でファイナル(12月・バルセロナ)進出を決められる立場。「オペラ座の怪人」の音楽を流した練習でサルコーとトーループの4回転ジャンプに成功するなど、挽回を期待させる上々の内容だった。

 SP後に「跳んでいるフォームは間違いなくいいし、自分の中でも(成功の)目星はついている」と自信を示していた19歳の五輪王者は、フリーの7番目に登場する。