「どんどん応援してください」。日本オリンピック委員会(JOC)はロンドン五輪開幕100日前の18日、都内で「1億2500万人の大応援団」プロジェクトを発表した。一般参加を含む1万人による代表選手壮行会を、7月21日午後(時間未定)に東京・代々木第1体育館で行う。会見に出席した体操の内村航平(23=コナミ)レスリング女子の吉田沙保里(29=ALSOK)重量挙げ女子の三宅宏実(26=いちご)の代表3人は「応援を力に変える」と気持ちを新たにした。

 「オリンピックなので、いつも以上に期待してもらった方がいい。応援をプレッシャーとは受け取らない考えで今までやってきたので」と内村は答えた。「大応援団」の団長に就いた松岡修造氏から「金メダル当然と思われてプレッシャーは」と聞かれて即答。「より多くの応援を受けて演技できたらいい。団体金を取るのが一番。個人は流れでいい」と、重ねて「大応援」を希望した。

 そんな内村の自信に引きずられるように吉田は「金メダルしかないです」とあらためて宣言。三宅も「北京(6位)で悔しい思いをしたので1本1本、成功させたい」と誓っていた。