＜ノルディックスキー：伊藤杯サマーファイナル大倉山ジャンプ大会＞◇１９日◇札幌・大倉山ジャンプ競技場（ＨＳ１３４メートル、Ｋ点１２０メートル）

　女子はソチ五輪代表の高梨沙羅（１８＝クラレ）が、２回合計２５９・６点で４連覇を果たした。

　高梨は気まぐれな風を味方につけた。１回目はヒルサイズを越える１３４・５メートルで着地しジャンプ台記録（１３１メートル）を７年ぶりに更新した。難しい風だった２回目も１２５メートル。昨年８月は１４１メートルを飛びながら、着地で手をつき公認されなかっただけに「うれしく思います。内容もまずまず」と納得の表情だった。今夏はグランプリ個人総合３連覇など国内外で１１連勝。「夏に土台は作れた。冬に向けてもっと技術を上げたい」と話した。