<ラグビー全国大学選手権:早大20-10帝京大>◇10日◇決勝◇国立競技場

 早大が2大会連続15度目の優勝を果たした。関東大学リーグの対抗戦では帝京大に敗れ、雪辱を期して臨んだ決勝。先制PGを許したが、プロップ有田がシンビンの間にPGで同点に。前半終了間際には帝京大がシンビンの間に、ゴール前スクラムからNO8豊田主将がサイドを突いて勝ち越しのトライ。後半にも帝京大が2人目のシンビンの間に、PGと23分にも豊田がトライ。接点でFWが優位に立ち、低いタックルで帝京大の反撃を1トライに抑えて、20-10で勝利した。大活躍の豊田は「夢のよう。みんなが背中を押してくれた」と振り返り、「やばいっす」と3回繰り返して喜びを表した。表彰式後は優勝した時だけ許される「荒ぶる」を全部員で熱唱。対抗戦では2敗を喫したが、中竹監督は「2倍苦しんだ分、2倍うれしい。FWは修正して自信があった」と胸を張った。