<ラグビー・オープン戦:帝京大45-19明大>◇20日

 帝京大が45-19で明大を下した。帝京大は今季ここまで大学相手に5連勝、明大はトップリーグ、社会人相手も含めて8連勝の「全勝対決」だったが、昨季大学選手権優勝の帝京大の底力が出た。

 帝京大は1年生FB竹田宣純が前半5分に先制トライ、同10分にも連続トライと活躍した。奈良の御所工・実の竹田寛之監督の三男というサラブレッド。中2の時から高校生と一緒に練習をして、育ってきた。同6日の東海大戦、13日の慶大戦でも最初のトライを決めており、この日も岩出雅之監督から「ミスを恐れず、思い切ってやってこい」と送り出されて、期待に応えた。1軍での試合は「緊張するけど、楽しい」と話し、FBというポジションの魅力を「カウンターアタック。前の人を動かしてのディフェンス」と語る。まだ防御面やキックにのびしろを残すが、涼しい目元のイケメンで、女性ファンを引きつけそうだ。