7人制ラグビーが16年夏季五輪の追加競技に推薦されたことを受け、日本協会の真下昇専務理事は14日「メダル獲得のため、抜本的な強化を最重要事業と位置づける」と強化構想を話した。国内大会の見直しもその1つで、「ジャパン・セブンズ」を、社会人、大学の強豪がトーナメントで日本一を争った03年までの形で復活させることも検討。国体成年の部を7人制に変えることも日本体協に働きかける。

 女子については「組織が未成熟。まず、体制を見直すことから始めたい」と日本女子連盟幹部と近く、話し合いを持つことを明らかにした。7人制日本代表は3月のW杯で男女とも4戦全敗。世界との差はあるが「コンタクトプレーが少ない。体は小さくてもスピード、スキル、頭脳的戦略で戦える」と言う。強化策には7人制のスペシャリスト育成もある。