日本相撲協会の伊勢ノ海・生活指導部長(元関脇藤ノ川)は2日、力士、親方ら協会全体の新型インフルエンザの感染状況を把握するため、全52部屋に調査書を送ったことを明らかにした。同部長によると、調査書の質問内容は「感染して既に治った人」と「現在治療中の人」に分かれ、新型だけでなくA型インフルエンザも対象となる。

 場所前の4日と、秋場所初日の13日の2度にわたって提出を義務付けている。伊勢ノ海部長は「本場所がスタートする時点ではっきりとした人数を知っておきたい」と説明した。

 また感染による休場の場合の番付据え置きなどの特別措置を1日に力士会が求めたことに対し、伊勢ノ海部長はこの申し出を却下する通達を近日中に出す意向を示した。