大相撲秋場所(13日初日・両国国技館)の横綱審議委員会(横審)によるけいこ総見が4日、東京・両国国技館で行われたが、上位陣や若手に覇気がなく、近年まれに見る低調な内容だった。

 横綱、大関陣で最多の番数が大関日馬富士の13番。本来なら全体を引っ張るはずの横綱白鵬は11番にとどまり、動きにも切れを欠いた。それでも「完ぺきではないけど、動きはいいと思う。これからペースを上げていきたい」と危機感はない。

 右ひざを痛めている横綱朝青龍はわずか5番と存在感は極めて薄く、大関候補として期待される23歳の関脇稀勢の里もアピール不足だった。。