賭博問題に揺れる角界が、ファン離れを招いていることが分かった。日刊スポーツ新聞社では、23日にウェブサイト「ニッカンスポーツ・コム」でアンケートを実施し、約4時間で2218件の声が寄せられた。▼大相撲アンケート結果

 Q1

 名古屋場所の開催について開催すべき…17・3%中止すべき…79・2%分からない…3・5%

 Q2

 野球賭博関与者について公表すべき…………92・1%公表すべきでない… 5・6%分からない…………2・3%

 Q3

 相撲への興味はどうなった?興味が増した…6・0%興味なくした… 48・4%変わらない……45・6%

 Q4

 最近の不祥事で最も重要視されるのは?力士の暴行死…43・2%野球賭博問題…41・8%朝青龍の騒動…9・9%大麻問題………4・1%維持員席問題…1・0%

 「野球賭博問題が起きた後、大相撲への興味は変わったか?」との問いには、48・4%が「興味をなくした」と答え、「興味が増した」(6・0%)、「変わらない」(45・6%)を上回った。近年噴出する不祥事にあきれているファンも多く「この組織は何を言っても無駄な気がします」(40代男性)、「甘すぎ&甘やかされすぎ。もう言葉がない」(30代男性)など、厳しい声が相次いだ。

 また「野球賭博に関与したと自己申告した者は公表すべきか?」との質問には、92・1%が「公表すべき」と騒動の透明化を臨んでいることも分かった。名古屋場所開催の是非については「開催すべき」が17・3%にとどまり、「中止すべき」は79・2%にも上った。

 アンケートの自由意見の欄では、日本相撲協会への提言が多く寄せられた。「理事長を外部の人にするべきだ」(60代男性)、「親方、理事の就任資格は一般社会人レベルの常識試験合格者のみにするべきだ」(50代男性)など、上層部の刷新案が目立った。