日本相撲協会の村山弘義理事長代行は8日、同協会の危機管理の在り方などを見直す独立委員会のメンバー構成が固まったことを明らかにした。9日に東京・両国国技館で行う特別調査委員会の提言を踏まえて顔触れが決定する。同協会が10日に名古屋市内で開く臨時理事会で承認されれば、独立委が発足する。

 村山代行によると、委員は11人となる見込み。協会外部役員も入らず、経済界の有識者などすべて外部から招く。この中には相撲協会が推薦した3人が含まれる。さらにオブザーバーとして陸奥広報部長(元大関霧島)、八角広報部副部長(元横綱北勝海)と尾車親方(元大関琴風)を据えるという。

 陸奥、八角親方は弟子の野球賭博関与などで謹慎中のため、名古屋場所中に独立委の会合が行われた場合は欠席。10日の臨時理事会では、同じく謹慎中の武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)ら理事4人は欠席する。