大相撲の横綱白鵬(25=宮城野)が8日、都内の部屋で、若い衆に胸を出すなど約1時間けいこした。申し合いは行わず、ゴムチューブを使って手首の強化に努めるなど軽めの調整に終始。初場所(来年1月9日初日、両国国技館)に向けて始動した、前日7日に続き、けいこは報道陣に公開された。

 関脇栃煌山、小結栃ノ心ら関取5人を擁する春日野親方(元関脇栃乃和歌)が、7日に宮城野部屋に出げいこしたい意向を示したことについては「いいんじゃない。楽しみですね」と、歓迎した。最近は白鵬が出げいこに訪れることが多かったが「それが本来の姿」と、関取衆の宮城野部屋への訪問を呼びかけた。9日は宮城野部屋のけいこが休みの予定だけに、早ければ10日にも春日野部屋勢の出げいこを受け付けることになる。